この【幸せ成婚ストーリー】の主人公は、30歳の女性。片思いの経験はあるけれど、交際の経験はなし。病歴があり、そのため無理のない範囲での非正規勤務。さらに、ある宗教の2世信者という背景も抱えていました。
彼女は過去に職場での人間関係に悩んだ時期があり、 その矢先に最愛のお父様が他界。 それがきっかけで、心身のバランスを崩してしまったのです……。
人生を前向きに歩みたいという想いを胸に、勇気を振り絞り、東京クピド結婚相談所へ相談に来てくれました。

彼女自身どう生きたいのか?「自分を知ること」から始めた婚活
私がまずお伝えしたのは、 「あなた自身が、どう生きていきたいかを一緒に考えていこう」 ということでした。そして、彼女の婚活は、決して楽ではないことも。事前に正直にお伝えしました。
母一人、兄弟なし。できればお母様の近くで暮らしたい 、宗教や病歴は、正直に伝えるか悩んでいる、それが相談時の彼女の状況でした。
一つひとつを整理しながら、「事実をどこまで開示するか」「どのタイミングで伝えるか」、一緒に作戦を立てていきました。
彼との出会いと事実を伝える勇気
活動を開始後2回目のお見合いで、ある男性と出会います。彼は7歳年上の国家公務員。経済的にも精神的にもとても安定した男性。 彼女のプロフィールを見て、お見合いを申し込んでくれました。
お見合いでは、おっとり物静かな彼女とのフィーリングもぴったりだった様子。何より彼女が彼との居心地の良さに惹かれ交際へ。そこで私は、2回目のデートのタイミングで、宗教のことを伝えるようアドバイス。その際に、彼女とお母様から彼に宗教を勧めるつもりはないことを確認しました。
彼女はとても緊張していましたが、 “宗教に関する価値観も、病歴も、これからの生活に関わる大事な部分”と理解してくれ、勇気を出して自分で彼に話しました。その際に「もし自分で話すのが難しいようならば、私が男性の相談所の担当者に伝えるから無理しないでね」と伝えることで、彼女の気持ちが軽くなることを願いました。
ドキドキ、彼の返事
「僕は気にしません。それも含めてあなたですから」
さらに、男性のご両親にも相談所を通して確認していただきました。 「二人のことだから、あなたたちが良ければ、それでいい」と快諾。
そのやり取りのあと、彼女の表情が明るくなったのを、私は今でも覚えています。
“共に生きる”覚悟をしてくれた彼からのプロポーズ
男性は、将来的に子どもを持つことも視野に入れていました。 彼女が都内の「母の近くに住みたい」という希望を話すと、 「そちらのエリアに引っ越すよ。中古になるだろうけれど、マンションを買うのはどうかな?」と、静かに答えたそうです。
バラの花束や跪いて「箱パカ」とか。決して派手なプロポーズではありませんでした。 でも、人生を共にする“本気の覚悟の言葉”をもらったのでした。
後に彼女は「僕と成婚退会してください」その言葉が何よりうれしい彼からのプロポーズだったと話してくれました。
お見合いから成婚までわずか81日-ピンチをチャンスに変えた女性のシンデレラストーリー
彼女は、お見合いからわずか81日で成婚退会。 「一人では、きっと結婚できなかったと思います。」そう、笑顔で話す彼女の左指には彼から贈られた婚約指輪がきらり。
成婚退会の前に彼が彼女のお母様にあいさつ。彼女のお母様も彼とのご縁をとても喜んでくれました。後日、関西地方の彼のご実家へ二人であいさつへ。女性は男性のご家族からも温かく迎えられ、「このご家族とならきっとうまくやっていける!」と思ったことを後に報告してくれました。
「自分の人生も、相手の人生も大切にしたいーーーー」双方の想いが重なったとき、”本物の幸せなカップル”が生まれるのだと、改めて感じたご縁でした。
宗教・病歴・非正規という、婚活ではマイナスな要素。タイミングを見て隠さずに伝えることで、早期に深い話まで進み、幸せをつかんだ30歳女性。
この物語は、まさに令和のシンデレラストーリーです。
次に幸せ成婚ストーリーを語るのは、あなたかもしれません。
この成婚物語を書いたカウンセラー

東京クピド結婚相談所では、どんな背景を持つ方にも寄り添い、「自分らしい結婚」ができるようサポートしています。
婚活に不安を感じている方へ。 あきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください。
