
千代田区秋葉原のシニア婚活、東京クピド結婚相談所カウンセラーです。
プレナップとは「婚前契約書」のこと。どこか堅苦しい、あるいは“愛がないみたい”と思われる方もいるかもしれません。でも実は今、とくに再婚やシニア世代の結婚にこそ、この「婚前契約」がおすすめです。
「結婚したいけど、財産や家族のことで不安がある」「もう若くないからこそ、失敗したくない」そんな50代・60代におすすめな婚前契約について解説します。
再婚・シニア婚活に婚前契約が向いている理由
再婚やシニア世代の結婚は、20代・30代の初婚とは事情が異なります。
人生経験があるからこそ、あらかじめ整理しておきたいことも多くあります。
1. それぞれの財産を守れる
再婚やシニア世代は、すでにマイホーム・預貯金・年金などを持っている場合が多く、お互いの財産をどう扱うかが重要です。
婚前契約では、「結婚後の資産はどう管理するか」「離婚や死別のとき、財産はどう分けるか」などを文書で取り決めることができます。
2. 子どもとの関係に配慮できる
再婚の場合は、自分の子どもと相手の関係や、将来の相続などにも気を遣う必要があります。
「この財産は子どもに残したい」「再婚相手には生活の不安がないようにしたい」など、それぞれの想いを尊重しながら整理しておくことで、家族間のトラブルを防ぐことにもつながります。
3. 生活のルールを共有できる
シニア世代になると、生活リズムや価値観が定まっているため、同居を始めてから違和感を覚えることもあります。
生活費の分担、介護への考え方、病気になったときの対応など、話しづらいことこそ事前に共有し、「契約」として残しておくことで、お互いに安心して暮らせます。
4. 事実婚にも役立つ
近年は「入籍せずに一緒に暮らしたい」という方も増えています。
しかし事実婚は、法律婚に比べて法的な保護が弱いため、「パートナーシップ契約」や「同棲契約書」として婚前契約を交わすことで、お互いの権利と暮らしを守る手段になります。
婚前契約はだれに頼めばいいの?
「興味はあるけど、どこに相談したらいいのか分からない…」という声もよく聞きます。
婚前契約の作成をサポートしてくれる専門家は主に以下の通りです。
行政書士
- 契約書の作成サポートや、内容のアドバイスをしてくれます。
- 公証役場での公正証書化も、代行してくれることが多いです。
- 法律相談や交渉の代理はできませんが、費用も比較的おさえやすいです。
弁護士
- 法的なトラブルの可能性がある、相手との調整が難しいなどの場合は弁護士が安心。
- より複雑な財産関係、相続問題に関しても対応可能です。
公証役場
- 実際に公正証書にする場合は、最終的に公証役場での手続きが必要です。
- 行政書士や弁護士を通じて手続きするのが一般的ですが、個人でも対応は可能です。
まとめ
婚前契約は「信頼していないからする」ものではありません。
むしろ、信頼して愛があるからこそ、お互いのこれからの暮らしや大切なことを一緒に考える行為です。
再婚やシニア婚活では、過去の経験や家族の関係、老後の生活までを見据えて新しい人生を歩み始める方が多くいらっしゃいます。そんなとき、婚前契約があることで「安心して、一歩を踏み出す勇気」が得られることもあるのです。
東京クピドでは、婚前契約や事実婚を含めた“自分らしい結婚のかたち”についてもご提案しています。
どうぞお気軽にご相談ください。